読んだ本

ユダヤ人大富豪の教え〈2〉さらに幸せな金持ちになる12のレッスン (だいわ文庫)

ユダヤ人大富豪の教え〈2〉さらに幸せな金持ちになる12のレッスン (だいわ文庫)

はたしてお金持ちになれるのかと思って読んでみました。この本は、どこかのブログでかなり評価が高かった記憶があります。Ⅱしか売ってませんでした。
個人的に、ハウツー本はできるだけ読まないようにしています。私の場合、読むだけで満足してしまって、実践しないことがほとんどなので。この本もハウツー本の類かな?と思いながら読みましたが、そんなことはありませんでした。お金についてじっくり考えるいい機会をもらえました。お金を使う上で大切なのは、自分がお金に対してどういう感情を持っているのか、正しく認識することなのだそうです。そして金銭感覚というのは、ほぼ家族内で受け継いでいくそうです。親がケチなら子供もケチになる。お金を使うことに罪悪感を抱くようになる。芸術家やや研究者のように、お金に何の感情も抱かず生きている人もいる。お金を感謝の印として払えるような人はしあわせ。
お金持ちとつきあって、いい服を着て、ユーモアがあるならば、だれでも金持ちになれる。と書いてありましたが、それは確かにそうですよね^^どうやってお金持ちになるかというか、お金持ちになるための心構えについてしっかりと教えてもらった感じがしました。

主人公は大学生。物語形式でお話が進んでいくので、あっというまに読めます。


若き友人たちへ ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書)

若き友人たちへ ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書)

著者の筑紫哲也さんがどんな方かまったく知らないのですが、立ち読みしてみたら謙虚な文章だったので、思わず購入です。それに「大学生が読んでいる新書ベスト10」のうちの一冊でした。
読んでみたら問題だらけの今の世の中が恐ろしくなりました。ええじゃないかと踊りだした江戸時代の人々の気持ちがわかる気がします。先行きが悪すぎて不安になると、今を楽しく生きようという気分になります。
「今この国が真正面から立ち向かわなければならない優先課題、プライオリティというものが必ず存在するんです。国がダメになっていくのはどういう時かといえば、それは優先順位を間違えた時です。」「今の日本にとって大きな三つの問題。一つは、国家が破産しかかっていること。二番目は、2005年、ついに日本人が減り始めたこと。三番目が、教育問題。」

この本、初めの章で「若い人たちへのメッセージ」としての連載がまとまっているのですが、筑紫さんがお亡くなりになられその連載は途切れています。いったい何を伝えようとしてくれていたのか、とっても気になります…。憲法の捉え方、今の日本の教育問題、靖国問題、過疎化などについても書かれているので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。